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No.001a
ニューヨーク(マンハッタン)から電車とバスを乗り継いで2時間ほど
のところに、Danburyという小さな町があります。レールが通じ、ニュ
ーヨークのグランドセントラル駅からも列車があるのですが、合理化の
ためか、平日のラッシュ時を除いてはバスが代行しています。
このDanburyには、ヤードがあってそのヤードをそのまま利用した Danbury Railroad Museum という野外博物館があります。対象は比較的 新しいディーゼルや電気機関車、客車が中心です。この点は、西部開拓 時代の蒸気を中心としたテーマパークが多いアメリカの中でも異色と言 えます。実物の鉄道車両の静態展示のみならず、動態展示も行なってい ます。
ちょうど訪れた日にはそれに体験乗車することができました。ヤー
ド内を、ディーゼル機関車、車掌車、客車の短編成ながら2往復するプ
ランでした。そして2往復目の戻る途中、構内の一角で止まったかと思
うと、ターンテーブルの体験乗車(?)がありました。だいぶん古いも
ので、中央部分が腐ってしまって板が渡してあってまたいではいけない
という注意がまずありました。そして、ターンテーブル脇の犬走りの部
分に乗ります。係の人がエンジンをかけるのですが、ちょっと調子が悪
いのかセルモーターが空回りするだけでなかなかかかりません。ちょっ
と心配になったのですが、無事エンジンがかかり、2回転しました。景
色がぐるりと変わります。ゆっくりとした速度で、大した事ないかもし
れませんが、初めての体験だけにおもしろく感じられました。子供連れ
など20人くらいの参加者はみんな大喜びでした。 |